Prairie-Canada


季節は違っても、輝く光は変わらない
空も、雲も、幾つもの色を見せては
揺れ動く心に、いつも寄り添っている

3月の空へ、想いを馳せる時
それは、いつまでも忘れないことへの誓い
色々なものを一緒に集め、思い出し、懐かしむ

ひとは、決して強くなれない、、ワタシは、そう思う
悲しみを受け止め、乗り越える、なんてことはできない
どこまでも悲しくて、胸が痛くて、時は止まったままだからだ
進まなくては、と、いう気持ちと、周りの励ましに背中を押されては
自分だけじゃないんだ、と、改め、強くなろう、と、前を見る
そう思いたいだけで、蓋をしたり、栓をしたり、何かの力を借りて
日々違うものを見ている そして、僅かの隙間から入り込む
もろくて弱い心 今にも壊れそうな器に溜まった一杯の悲しみが
溢れ出すことが怖くて、その壁を押さえ、必死で背を向け
忘れているかのように、日々を動く、、

そんな押し込んだままの苦しさに気が付き、自分の中に
秘めたものを思う存分流し出したい、、そういう時がどこかにあって
向き合う自身の心身バランスを、コントロールしてくれる
と、ワタシは思っている 自分がそうだから

3月の忙しさは、逆にそういう状態に置かれる月
慌しくて、嬉しくて、悲しくて、喜哀を行き来する毎日に思え
自分の精神が、ものすごく忙しい
そういう時でも、必ず目にする彼らの顔に心の会話をする
内容も気分次第、実に勝手で都合のいい会話だ
それでいいと思う、、思うしかないのだ、、
なくして初めて自らの弱さを知り、心から涙を味わった
だからこそ、楽しく笑える日が沁みる

何かの力を借りて・・・
その形は様々でも、自分の明日のために必要なもの

巡る月日は思い出を重ね、さらに深く刻む
何気ない時がもたらすものへ、そして、癒しをくれる
全てのものに、この場所から感謝を込めて☆

2015・3・11の空に

baby-deer